はじめに
ALBのIPアドレスを調べる方法について解説します。
また、興味本位で出てきたIPアドレスを逆引きしてみたらALBのDNS名ではないものが出てきたのでそちらも紹介します。
ALBのIPアドレスを調べる
主に方法が2つあります。
- AWSのコンソールから調べる
- nslookupコマンドを使う
AWSのコンソールから調べる
あらかじめ作ったALBの名前をコピーしておきます。
EC2を開き、左のメニューの下の方にある「ネットワークインターフェース」を選択します。

ページが変わったらALBの名前を検索欄に入力します。

検索するとALBを設定したAZの数だけ項目が出るので、チェックを入れて下にスクロールするとIPアドレスを確認することができます。

nslookupコマンドを使う
nslookupコマンドはnslookup コマンドは、DNSサーバーに問い合わせて、ドメイン名からIPアドレスを調べたり、逆にIPアドレスからドメイン名を調べたりするコマンドです。
LinuxやMacだけでなく、Windowsでも使えるコマンドとなっています。
調べる方法は簡単で、「nslookup <ALBのDNS名>」を実行するだけです。
ALBのDNS名は、「ロードバランサー」の画面から確認したいALBにチェックを入れたときに出てくるタブにあります。
タブを下にスクロールすれば出てきます。

試しにnslookupコマンドを叩いてみます。

結果が表示されました。
下のAddressに表示されているものがALBのIPアドレスです。
上のIPアドレスは、DNSサーバというドメインとIPアドレスの変換をしてくれるサーバのIPアドレスなので注意しましょう。
IPアドレスを逆引きしてみる
「逆引き」とはIPアドレスからドメイン名を調べることです。
先ほど調べたドメイン名からIPアドレスを調べることは「正引き」と呼ばれます。
逆引きもnslookupコマンドでできます。
やってみましょう。

結果として、ALBではなくEC2っぽいDNS名が返ってきます。
なんで?
ちなみに、ここのDNS名を使ってアクセスすると通常と同じように接続することができます。
簡単なページを表示できるようにしたEC2にALB経由で先ほどのDNS名でアクセスしてみます。
上から順に
- ALBのDNS名
- ALBのIPを逆引きして出てきたもの①
- ALBのIPを逆引きして出てきたもの②
です。

同じ結果が出ていることがわかります。
ここら辺はALBの細かい仕様によるものだとは思いますが、何か分かり次第追記したいと思います。
ALBのIPアドレスは変化するため、IPアドレスでアクセスしない方がいいと言われています。
今回逆引きして出てきたDNS名にもIPアドレスの数字が含まれているため、普段使いはしない方がいいと思われます。
まとめ
今回はALBのIPアドレスを調べる方法と逆引きした結果について紹介しました。
ALBのIPアドレスは固定しない限り変わってしまうため、あまり使うことはないかもしれませんが、お役に立ちましたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。